長楽寺

今日の目的はここでした。
ちょうど、建礼門院寺宝展を期間限定でやっていたから行きたいなぁと思いまして。
(拝観料は650円)
建礼門院ていうのは、平清盛の娘で、このお寺で仏道に入ったそうですよ。

このお寺、円山公園をずーっと奥まで真っ直ぐ進んで、緑のトンネルの中を歩いて行くとひっそり静かに佇んでいます。
この門の前の前まで来たことは何度かあったけど、中に入るのは初めてでした。

感想はと言うと…
思っていたよりもかなり広くて、見る所もいっぱいあって大満足!
ここは穴場だね。

  • お庭

私はお寺の庭がすごく好きなんだけど、ここのお庭も小さいながら趣があってよかった。
だだっ広いだけのお庭より落ち着く感じで、でもしっかり趣向が凝らされていて。
上の方の新緑と、下の方の渋い緑のコントラストがなんともいえず美しく…
池と緑のバランスも素晴らしかった。
ぼーっとして空と緑を眺めるにはもってこいです
ちなみに、このお庭は相阿弥作なんだって。
昨日行った青蓮院も相阿弥作庭だったけど、この地域に何か所以があるのかな?

  • 仏像

一遍上人はじめ、予想外に仏像もたくさんありまして。
しかも重文が6体くらいあって(うろ覚え)驚いた。
他の人は誰も中に入ってなかったけど、もったいないから行ったらぜひ見てほしい。

  • 他の見どころ

名水と言われている滝(飲める!まろやかだった)と、スピリチュアルな雰囲気のある森と、京都市内が一望できる墓地ですね!!石段がきつくてぬかるみが多いのでスニーカーで行って正解だった(笑)

歴史を感じましたねー。
安徳天皇御衣幡という布は、安徳天皇が亡くなる時につけていたものらしい。
安徳天皇というのは、8歳で亡くなった建礼門院の息子のことですね。
そのほか、いろいろ建礼門院にまつわるものが展示されていて感慨深くなりました…
清盛の力を強めるために、天皇と結婚させられて、子供を幼い時に天皇にさせられて、あげくには壇ノ浦で子供と母を亡くして…
悲劇ですよね。女として。
しばしそうした歴史の悲惨さに思いを馳せてしまいました。

というわけで、祇園に行った時にはここをぜひ訪れてほしいです!おすすめです!
回しものとかでは全くないですのであしからず。